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図書館司書
本が好きで本に囲まれる仕事をしてみたいと思っている人がなりたい職業として
憧れる仕事としてよく挙げられるのが図書館司書という仕事です。
図書館司書と一口に言っても、図書館にもいくつか種類があり、
その図書館によっても図書館司書が果たす役割は異なってきます。

図書館司書とは?
図書館司書とは、「図書館法」という法律で定められた図書館で図書に関わる専門的業務に従事する職員のことを指します。
図書館司書の行う仕事の具体的な内容については、この後の項で述べますが、
主に図書の選定、利用者への手助けなどが目に見える形での業務と言っていいでしょう。
ちなみに、「図書館法」とは、図書館を社会教育機関として捉え、その設置や運営に関して定めた法律です。
「図書館司書」については、図書館法第4条にその規定があります。

図書館法で規定する図書館とは、「公共図書館」のことであり、
この法律では、国が設置する「国立図書館」、小学校・中学校などに付属する「学校図書館」、
大学に付属する「大学図書館」、企業や研究機関が設置する「専門図書館」、
企業や個人が運営する「文庫」は図書館法の対象外となっています。
ですから、一般的には、図書館司書の勤務する図書館は、公共の図書館と考えるのが順当と言えるでしょう。
しかし、公共の図書館に図書館司書を必ず設置しなくてはいけないとまでは、図書館法には規定されていません。



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図書館司書の仕事
図書館の仕事というと、貸し出しの受付をしている姿が思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
確かにその仕事も図書館司書の仕事ではありますが、それだけではありません。
資料の収集から分類・整理を行うことも重要な仕事です。
図書館学を学ぶと、その分類や整理の方法の技術を学びますが、それがここで生かされる訳です。

図書館に収容する図書の選定やその発注も図書館司書の仕事です。
偏りなく、利用者が求める図書や資料を選ぶのには、幅広い知識が要求されます。
本好きでなければ務まらないのはもちろんですが、知識の偏りなく本に関する知識が必要となります。

図書館で行う広報活動や、読書への啓蒙活動なども図書館司書の仕事となります。
子供向けのお話会や絵本読み聞かせ、作者を招いた講演会などが図書館で開催されていることがありますが、
こういった企画を立て、実行に移すのも図書館司書の仕事です。
また、図書館利用者が欲する情報を探し出して提供したり、
資料を検索するのに必要なサービスの体制を整備したりする仕事もあります。

図書館司書の仕事は、図書館を利用する人々が利用しやすい環境を作るということに全て繋がる仕事なのです。
ただ「本が好き」だけでは、なかなか務まらない仕事のように思いますが、どう思いますか?

図書館司書の資格を取るには?
一般的に言う公共図書館に勤務する図書館司書になるのに必要なのは、図書館司書の資格です。
図書館司書の資格を取るためには、まず、図書館司書に関わる課程のある大学で勉強をし、
必要な単位を取得することが必要となります。
その方法は、いくつかありますので、ご説明します。

■図書館司書への道その1・司書課程のある大学に入学する
これから進路を決めようという大学進学前の人であれば、これを頭に入れて、
司書課程のある大学に進学するのが一番の近道となります。
国立大学では司書課程を設置しているところが少ないので、
選ぶとしたら、私立大学を選択肢に入れると進路選択がしやすくなります。
公立では、「図書館情報大学」がその分野では一番有名な大学でしたが、現在は閉校して、筑波大学に統合されています。

■図書館司書への道その2・司書課程のある大学の講習を受講する
既に大学に入学している人の場合は、
他の大学で司書課程のあるところの講義を別に受講して取得単位を満たすという方法があります。
ただ、この場合は、他に受講料が必要だったり、自分の通っている大学の近くに司書課程を設置している大学がない場合は、
遠方の大学に受講しに行かなければならなかったり、などと費用がかかってしまうことを覚悟しなくてはいけません。
首都圏であれば、通学できる範囲で探すことは可能ですが、地方の場合はなかなか難しいことも事実です。

短期の司書講習を実施しているのは、限られてる大学しかありません。
また、受講するにしても、夏休み期間などを利用することになるので、元々在籍している大学の集中講義と期間が重複する可能性や
大学在学中に受講する場合は、既に62単位以上取得していなければいけない
(=実質大学2年までの課程を確実に修了していなければ難しい)という受講基準など、
条件がかみ合わない場合には受講ができないという恐れも出てきます。
ですから、在学中に司書の資格を取得したいと希望する場合、自分の通う大学に司書課程がなければ、
計画的に受講の予定を入れておかなければ、司書課程の受講は難しいということは覚えておきたいものです。

大学に入学してから司書を目指すというのは、条件が合わなければ、なかなか難しいという状況なのです。
まずは、自分の入学したい(もしくは現在在籍している)大学が図書館司書の規定の科目を受講可能かどうかを
確認してみるのをおすすめします。
司書課程がなかったとしても、別の科目の振替で同等の科目を受講したとして単位認定の得られる科目
(司書講習相当科目)もありますから、司書課程がなくても諦めるのはまだ早いですよ。
ちなみに、国公立大学では、平成18年度で4年制大学で17校しかありませんから、
資格取得を考えるならば、134校ある私立大学の方が有利かもしれません。

図書館司書とは種類は異なりますが、教員を目指す人であれば、
学校図書館司書という資格を取得することも考えてみてもいいかもしれません。
学校図書館司書については、教職課程を設置している大学では規定の科目の単位を取得すれば、資格の取得が可能です。

■図書館司書への道その3・司書課程のある大学の通信教育を受講する
大学在学中に司書課程の受講が難しい場合や既に大学を卒業した場合でも、通信教育で単位を取得するという方法はあります。
玉川大学など通信制課程のある大学で通信教育で受講し、規定の単位を取得すれば、司書の資格を取得することが出来ます。

通信制大学は、自宅でも受講できることから地方にいる人には都合のいい勉強方法です。
しかし、大学によっては、期間を定めてスクーリングを行うところもありますので、
スクーリングがある大学の通信制講座を受講する場合には、通うことができるかどうかを考慮して大学を選ぶ必要があります。
大学によっては、スクーリングが一切いらないというところや、
地方都市でもスクーリングを行っているところもありますので、地方在住の人はそういう大学を選ぶとよいでしょう。

■図書館司書への道その4・司書補として3年以上勤務し、司書講習を受ける
図書館司書は大学に入学する必要がありますが、司書補の場合は大学を卒業していなくても資格を取得することができます。
司書補になるには、講習を実施している大学での受講が必要となりますが、
高校卒業と同程度の資格があれば受講することが出来ます。
平成18年度では、富士大学(岩手県花巻市)、聖徳大学(千葉県松戸市)、鶴見大学(神奈川県横浜市)、
愛知学院大学(愛知県日進市)、別府大学(大分県別府市)の5つの大学で集中講習を行っています。
この司書補講習を受講して、司書補の資格を取り、2年以上の勤務経験があれば、
司書講習を受講すれば、勤務経験が満3年になった時点で司書としての資格が成立します。

図書館司書の求人情報を探すには?
残念ながら、公共の図書館においては、定期的に図書館司書の採用を行っている図書館はほとんどないのが現状です。
また、公立の図書館の場合は、公務員試験を受ける必要も出てきます。
大抵は、司書に欠員が出た時の補充としての採用ということが多いので、
自分が公務員試験を受験する時に必ずしも司書の採用があるという保証はありません。
毎年採用を行っている図書館ということであれば、国立図書館でしょうか。
国立図書館の場合は、国家公務員の試験となります。
図書館司書の資格も必須ではありませんが、なかなか難しい試験のようです。
しかも、誰しもが都心部に住んでいて、国立図書館に就職できる環境にあるわけではありません。
図書館司書として就職したいと思って、資格を取ることも大事ですが、その次に大事なのは、常に求人情報に気を配ることです。
自分の住んでいる地域でどのような図書館があり、採用状況がどうなっているかという情報を収集することも大切です。
新しく図書館が新設されるというニュースは、図書館司書の採用がある可能性がありますし、
また自ら採用予定がないか直接問い合わせるなどしてみるのもいい方法だと思います。
図書館司書の資格がせっかく取れても、図書館という活躍の場が得られないのは宝の持ち腐れです。
その資格の生きる場を確保するための努力も資格取得と共に大切なことなのです。

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